おうち時間
ちょっと前に流行ったほっこりはあまり好きではなかった。けれど外出自粛を「おうち時間」なるほっこりアレンジで受け止める日本のある種の鈍さはちょっといい。ミッションとラッキーとで均衡を保つ日々の不安を堪える強さもある。曖昧さと豊かさとが重なり合うこの国らしい、そんな気がする。
生来の怠けものには、おうち時間は好適でもあり難しくもあり。出かけなくても全然構わない。が、なーんにもしなくてもいいところに潤いをとはなかなかのハードル。
それでも毎日なにかする。意味ないところを写真で切り取る。それを家族にメールして共有できない時間の代わり、会話のネタとする。今日の1枚目は掃除。ただ掃除機かけただけ。ネタがないにもほどがある。
カーテンの長さ調節もまだこれからだ。ボンドでカタつけようと思ったら薄物はダメだとか。縫うのか。ミシンは置いてきてしまった。手縫いなのか。マジか。ほっこり元来のしんどいえらいこっちゃが踊り出す。よいよいよいよい(逃避)
2枚目3枚目は家族宛メールの定番ご飯写真。今日のメインは昨晩焼いたそば粉ケーキ。前日仕込みとはたいへんおうち時間ぽい。ラカントはなんちゃってセイゲニストにも必需品だが、食べた時にヒンヤリする。今回は75%チョコをたっぷり入れたのだから減量すべきだった。がまあウマイ。
そうこうしているうちに2食目。おうち時間はご飯が一大イベント。といっても素食。今週の常備菜も1品作ったのであとは本など読むばかり。